HSP・繊細さん

HSPの結婚生活はつらい?結婚2年の私が意識している「自分らしく幸せに暮らす」コツ

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ふわり

20代女性、ブロガー兼イラストレーター、元看護師。HSPで内向的な性格のため、心と体をいたわる暮らしを大切にしてきました。ヨガ歴は10年以上。このブログでは「自分を大切にすること」を核に、瞑想に関する記事を紹介。ほっこりできるイラストもお届け。忙しい毎日の中で、ここに来るだけでほっとできる時間を見つけてもらえたら嬉しいです。

結婚生活に対して不安を抱くHSPさんは多いのではないでしょうか。

「人の気持ちを考えすぎて疲れてしまう自分に、共同生活なんてできるのかな?」「長続きしないのでは?」と心配になることもありますよね。

私自身、結婚前や新婚のころは「いつか爆発して離婚してしまうかも」と不安でいっぱいでした。

しかし、結婚して2年が経った今、私はとても落ち着いて穏やかな日々を送れています。

今回は私の実体験を踏まえ、HSPさんが結婚生活でつまずきやすい原因や、穏やかに過ごすためのコツをお話ししていきます。

なぜHSPさんは結婚を「不安」に感じやすいの?

HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき非常に感受性が高く、外部からの刺激を深く処理する特性をもつ人のことです。

「HSPならではの特性」によって、結婚生活をつらいと感じる人が多いので、その特性を解説します。

ひとりの時間がなくなる

家族が常に家にいる環境では、心からリラックスできる時間がどうしても少なくなります。

孤独感は減るものの、自分を回復させるための「静かな時間」が失われることで、気づかないうちに窮屈さやストレスを溜め込んでしまうことがあります。

相手の機嫌を察知しすぎる

人の気持ちを考えすぎてしまうイラストです

相手がちょっとため息をついただけで、「怒らせたかな?」「なにかしたかな」と不安になってしまう。

そんな風に、パートナーの機嫌を察知しすぎて疲れてしまうのもHSPさんの特徴です。

相手の問題を自分のことのように抱え込み、ひとりで「どうすればいいんだろう」と想像を巡らせる時間は、思っている以上に心をすり減らしてしまいます。

ふわり

以前の私は、パートナーが疲れていると「私のせいだ」と思い込み、すぐに謝ってしまう癖がありました。

生活音や環境の変化

刺激が強くて疲れるイラストです

足音やテレビの音、家事のやり方の小さな違い……。

そんな日々の些細な刺激が積み重なり、気づけば大きなストレスになってしまうこともあります。

静かに過ごしたいだけなのに、どうしても音が気になってイライラしてしまう。

そんな自分を責めて、さらに疲弊してしまうことも少なくありません。

「完璧な妻/夫」になろうとする

「相手の期待に応えなきゃ」と過度に気を遣い、気づけばいつも自分を後回しにしてしまいがちです。

たとえ相手がそこまで求めていなくても、「見捨てられてしまうかも」という不安から理想の自分を追い求め、ひとりで疲れ果ててしまう……。

そんな風に、無意識のうちに自分を追い詰めてしまうのも、HSPさんが抱えやすい苦しさの一つです。

感情の浮き沈みが激しい

HSPさんは刺激に敏感な分、感情の波も激しくなりがちです。

心の余裕がなくなると、身近なパートナーに感情をぶつけてしまい、お互いに疲れ果ててしまうという悪循環に陥ることもあります。

相手を大切にしたい気持ちがあるからこそ、自分の感情をコントロールできないことに苦しむ方は多いです。

ふわり

「こんなに感情をコントロールできない私が結婚しても、うまくいくはずない」と思い詰めていた時期もありました。

HSPさんが結婚相手を選ぶときに大切にしたい3つのこと

穏やかな生活を送るためには、どんな相手と一緒にいるかがとても重要です。

私の経験から、相性がいいと感じる人のポイントをまとめました。

注意

※ご紹介する内容はあくまで個人の見解です。すべての人に当てはまるわけではありませんので、ご自身の状況や価値観に合わせて、参考程度に読み進めていただければ幸いです。

一緒にいて心地いいか

ほっこり過ごしているイラストです

相手が常にイライラしていると、HSPさんはつい「私が怒らせたかな」と不安になりがちです。

もちろん、人間ですから全く怒らない人や、不機嫌にならない人はいません。

けれど、基本が穏やかで安心感のある相手であれば、HSPさんは余計なアンテナを張らずに済みます。

相談ができる相手か

自分の気持ちを抑え込むと、いつか爆発して八つ当たりに変わります。

日頃から「実はこう思っていて…」と、素直に話せる空気感がある相手が理想的です。

どんな些細なことでも素直に相談できる空気感がある相手となら、感情の起伏を穏やかに保つことができます。

HSPの「特徴」に対して理解があるか

「HSP」という言葉自体を知らなくても構いません。

「ひとりの時間が必要」「音に敏感」といったあなたの特徴を否定せず、受け入れてくれるかどうかが鍵です。

結婚2年の私が今、意識している5つのコツ

数々の失敗や紆余曲折を経て、結婚2年目の私がようやくたどり着いた『穏やかでいるための習慣』があります。

無理に自分を変えるのではなく、気質とうまく付き合うために今大切にしている、3つのコツをご紹介します。

「頑張りすぎ」と「理想」を手放す

新婚のころ、夫によく見られたくて家事を完璧にこなそうと張り切りすぎていました。

しかし、「こうあるべき」という固定観念は、自分も相手も苦しめます。

実は私の母も「家族は普通こうだから」と理想を求めるタイプで、仲が悪くても一緒に過ごさなければならないルールがあり、私にはそれがずっとプレッシャーでした。

今はその執着を手放し、「お互いが楽でいられる方法が1番」だと考えています。」

自分を責める習慣をやめる

自分を責める習慣は、消耗を早めるだけで解決にはつながりません。

大切なのは、できない自分を否定するのではなく、「疲れている自分」を受け入れることです。

自分を許すことで心に余裕が生まれれば、パートナーに対しても自然と穏やかに接することができるようになります。

猫のさくが自分を褒めている様子です

「ひとりの時間」を確保し、感情をリセットする

HSPさんが自分を保つには、毎日少しでも「誰にも邪魔されない時間」が不可欠です。

ひとりで静かに過ごし、外で浴びた過剰な刺激を遮断することで、心身を深く休ませることができます。

かつての私は、溜め込んだモヤモヤを夫にぶつけてばかりでした。

しかし毎日「瞑想」を取り入れ、意識的に心をリセットする習慣をつくったことで、感情の爆発は激減し、パートナーと穏やかな関係を築けています。

瞑想の環境を表すイラストです

まとめ

HSPさんの結婚生活において大切なのは、「定期的に感情をリセットすること」です。

自分の好きな時間を確保したり、瞑想やヨガを取り入れたりして、心に溜まった刺激をそっと流してあげてください。

あなたが自分を丁寧にケアできるようになれば、結婚生活は今よりもっと優しく、穏やかなものに変わっていくはずです。

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ふわり

20代女性、ブロガー兼イラストレーター、元看護師。HSPで内向的な性格のため、心と体をいたわる暮らしを大切にしてきました。ヨガ歴は10年以上。このブログでは「自分を大切にすること」を核に、瞑想に関する記事を紹介。ほっこりできるイラストもお届け。忙しい毎日の中で、ここに来るだけでほっとできる時間を見つけてもらえたら嬉しいです。

-HSP・繊細さん