
たまに感情が爆発しちゃうことがあって大変なんだよね…

HSPさんは我慢しやすいから、感情が爆発しやすいんだ。
相手を思いやるがゆえに我慢しがちなHSPさんは、感情が許容量を超えると爆発し、そのあと自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
今回は、HSPさんが感情を爆発させにくくするための具体的な方法を、実体験も交えてご紹介します。
注意
本記事は個人の体験に基づく一般的な情報です。診断や治療の代替にはなりません。つらさが続く場合や自分で対処しきれないと感じたら、医療機関や相談窓口など専門家に相談することを検討してください。
Contents
なぜHSPさんは感情をためやすいのか
HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき非常に感受性が高く、外部からの刺激を深く処理する特性をもつ人のことです。
実は、この「HSPならではの特性」こそが、感情の爆発を引き起こす大きな要因となっていることが少なくありません。
まずは、なぜ爆発に繋がりやすいのか、具体的な特性を見ていきましょう。
刺激を深く処理しすぎるから
HSPさんは、外の音、光、他人の表情など、あらゆる刺激を深く、過剰に受け取ります。
脳内で情報処理が追いつかず、常に疲労しやすい状態になり、「なんでこんなに疲れやすいんだ」という刺激への疲労から、感情が爆発することがあります。
我慢して感情を抑圧しやすいから
HSPさんは相手を不機嫌にさせないため、言いたいことややりたいことを我慢しがちです。
他人に気を遣わせないよう、自分の感情を内に秘めてしまうため、抑圧された感情が限界を迎えて爆発しやすくなります。
感情の爆発とは?

外部刺激や疲労が蓄積し、脳の処理能力が追いつかなくなった結果、感情が一気に溢れ出すことが感情の爆発です。
突然涙が出たり、抑えきれない怒りが湧いたりするなど、人によって様々な形で表れます。

私の場合、たまにお風呂ですごく泣いてしまうことや、怒りが止まらないことがよくありました。
感情が爆発したときに起こること(体験談)
自己肯定感が下がる
感情爆発時は、意図せず相手を傷つける発言や行動をしてしまい、後悔することがほとんどです。
その結果、自分を責めてしまい、自己肯定感が大きく下がってしまいます。
人間関係にひびが入りやすい
冷静に伝えればささいな問題でも、感情に任せた激しい言葉をぶつけてしまうと、相手を深く傷つけてしまいます。
感情が爆発している最中は、つい勢いで言葉を放ってしまいがちです。
しかし、こうしたやり取りが積み重なると、相手も疲れ果ててしまい、大切な人間関係にひびが入る原因にもなりかねません。
心が疲弊する
感情の爆発そのものが、心に大きな負担をかけます。
激しく怒ったり悲しんだりする行為は、心を激しく消耗させ、爆発後も感情の波が不安定になりやすいです。
感情を爆発させないための3つの防衛策
感情爆発を防ぐには、「ためない」「客観視する」「リセットする」の3つのアプローチが重要です。
それぞれの対処法について、具体的に解説します。
ためない:感情の原因から距離を置く
感情がたまっていると感じたときは、まずその原因から物理的・心理的に離れることが大切です。
ストレス源となっている人や情報から離れ、心が回復するのを待ちます。
ノイズキャンセリングイヤホンを使う、照明を落とすなど、物理的に外部刺激のインプット量を減らすことも有効です。
客観視する:自分の「爆発サイン」を知っておく
感情が爆発しやすい状況や、自分の感情のパターンを客観的に把握します。
特定の人と関わりすぎたとき、我慢しすぎたときなど、自分の「爆発しやすいきっかけ」を知っておくと、客観的に自分をみれるようになります。

「また爆発しそうだな~」と思えるだけでも、少し冷静になれます。
リセットする:意識的に「リセット時間」をつくる
感情が爆発しやすい人は、心の休息が足りていないことが多いため、意識的にリセットの習慣を取り入れることがおすすめです。
お茶の時間、入浴の時間、趣味の時間など、自分が心からリラックスできると思う時間を確保し、もやもやした感情を発散させます。

おすすめのリセット習慣

瞑想は、その日の感情をリセットするおすすめの方法です。
ひとつの感情に執着せず、「気づいて手放す」ことを繰り返します。
毎日取り入れることで、感情が蓄積しにくくなり、爆発による心の疲労も少なくなります。
まとめ
感情が爆発しにくくなると、毎日を穏やかに過ごせます。
まずはご自身に試せそうな方法から、ひとつずつ取り入れてみてくださいね。