HSP・繊細さん

HSPのSNS疲れ対策|私が劇的に楽になった「心の境界線」の引き方

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ふわり

20代女性、ブロガー兼イラストレーター、元看護師。HSPで内向的な性格のため、心と体をいたわる暮らしを大切にしてきました。ヨガ歴は10年以上。このブログでは「自分を大切にすること」を核に、瞑想に関する記事を紹介。ほっこりできるイラストもお届け。忙しい毎日の中で、ここに来るだけでほっとできる時間を見つけてもらえたら嬉しいです。

さく

SNSが疲れるってわかってるのに、どうしてもやめられない…

ふわり

HSPさんはSNSで疲れやすいから、適度な距離を保つことが大切だよ。

五感が鋭く、情報を深く処理するHSPさんにとって、SNSは情報が溢れており、心が削られやすい場所でもあります。

私自身、かつてはSNSに振り回され、一日の大半をスマホの画面越しに他人の目を気にして過ごしていました。

しかし、自分なりの「ルール」を作り、デジタルデトックスも取り入れたことで、今ではほどよい距離感で付き合えるようになっています。

今回は、実体験をもとにHSPさんがSNSで疲れにくくなるためのセルフケアについてお伝えします。

HSP(繊細さん)とは?

HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつき刺激に敏感で、感受性が豊かな人のことを指します。

HSPさんあるある

  • 物事を深く考える
  • 刺激を受けやすい
  • 共感力が高い
  • 些細な変化に気づく

こうした特徴があるため、情報の波が押し寄せるSNSでは、非HSPさん以上にエネルギーを消耗しやすい傾向があります。

HSPさんのSNS「あるある」

他人と自分を比較してしまう

キラキラした投稿をみては「あの人はあんなに充実しているのに、自分は…」と卑下してしまったり、羨ましく思ったりすることはありませんか?

SNSに映し出されるのは、人生のポジティブな断片だけ。

そう分かっていても、HSPさんは無意識に自分と比較してしまい、心を削る材料にしてしまいがちです。

投稿への反応が気になりすぎる

「いいね」やコメントの数が少ないと、「私の投稿、変だったかな?」「嫌われたかな?」と不安になることはありませんか?

相手の顔色を瞬時に察してしまう、HSPさんの気遣い。

それは画面越しでもお休みできず、つい「相手にどう思われたか」を深読みして疲弊してしまうのです。

用事がないのに、ついみてしまう

疲れるとわかっているのに、隙間時間があると無意識にアプリをタップしてSNSを眺めてしまいがちです。

本来なら「ぼーっとする」はずの時間さえもSNSに触れていると、脳は常に情報を処理し続けなければなりません。

これでは、休んでいるつもりでも、心はフルマラソンを走っているような状態です。

相手に気を遣いすぎて疲弊する

尽くしすぎてしまうことを表すイラストです

見ず知らずの勧誘DMに対しても、「無視したら失礼かも……」と律儀に断りの返信を考えたり、たった一言のコメントを返すのに何十分も推敲してしまったり。

SNSという文字だけの世界であっても、相手の顔色を窺って「いい人」を演じていませんか?

その誠実さは、知らず知らずのうちに心をすり減らす原因になっているかもしれません。

なぜHSPさんはSNSで疲れやすいのか

刺激を受け取りやすいから

刺激が強くて疲れるイラストです

HSPさんにとって、SNSの投稿は単なるデータではありません。

文字の裏にある背景や、画像から伝わる雰囲気までを敏感に感じ取ります。

こうした「深く処理する」という素晴らしい特性が、情報過多なSNSでは裏目に出てしまい、知らず知らずのうちに脳をヘトヘトにさせてしまいます。

共感力が高すぎるから

HSPさんにとって、画面越しの感情は決して「他人事」ではありません。

怒っている人の強い言葉や、悲しい出来事を深く感じ取ってしまうため、心にダイレクトに衝撃が伝わります。

自分と他人の間に境界線を引くのが難しく、他人の負のエネルギーをそのまま吸い取ってしまうことで、ひどく消耗してしまうのです。

「反応の義務感」を感じやすいから

通知が来ると、自分の時間を中断してでも対応しなければならない義務感に駆られてしまいます。

さらに、相手がどんな気持ちでその言葉を送ったのか、失礼な表現はないかなど、文字の裏側まで過剰に「深読み」してしまうのがHSPさんの特徴です。

【実体験】SNS疲れしないためにできること

私が実際に試して効果があった、SNSと上手に付き合うための「心の境界線」の引き方をご紹介します。

自分が楽になる「マイルール」を決める

ルールがないと、SNSは際限なく時間を奪っていきます。

「夜21時以降はみない」「SNSを開くのは1日1時間だけ」 といった制限をかけるのがおすすめです。

私は現在、「平日は週3回、投稿するとき以外はみない」というルールにしています。

休日もずっとSNSをみていた頃より、気分の波が格段に少なくなりました。

通知は「全オフ」が基本

スマホに支配されるのではなく、自分が主導権を握りましょう。

通知をオフにすることで、「自分のタイミングでみに行く」という感覚が持てて、心がふっと軽くなります。

ブロックやミュートは「自衛」のための権利

関わって疲れる相手、苦手な投稿が流れてくるアカウントは、迷わずミュートやブロックをしてOKです。

私も最初は「薄情かな?」と躊躇していましたが、執拗な勧誘DMに疲れてブロックし始めてからは、心の平穏が守りやすくなりました。

使うSNSを最小限に絞る

複数のSNSを管理するのはHSPさんにとって重労働です。

自分にとって本当に必要なツールだけを残し、それ以外は「やめる」選択も大切です。

交流よりも「記録・検索」に特化させる

誰かと繋がるためではなく、自分のための備忘録や、趣味の情報を集めるためだけに使う「独り言カウント」にするのもひとつの手です。

返信の義務から解放されます。

デジタルデトックスの時間を確保する

ほっこり過ごしているイラストです

1日の中で「スマホに触れない時間」を意識的につくりましょう。

お風呂にゆっくり浸かる、温かいお茶を飲んでぼーっとするなどの方法がおすすめです。

瞑想やヨガなどは、SNSから離れて、今この瞬間の自分を味わう最高のセルフケアになります。

もし「SNSを辞めたい」と思ったら?

どうしてもつらいときは、期間限定でログアウトやアプリの消去を試してみてください。

アカウントを消さなくても、アイコンが目に入らないだけで心は驚くほど静かになります。

SNSの数字よりも、目の前の一杯のお茶や読書の時間を大切にする心地よさに気づけるはずです。

まとめ

SNSは便利な道具ですが、あなたの心を疲れさせてまで使い続けるものではありません。

実は現在、当ブログではHSP・繊細さん向けの「瞑想をメインにしたコミュニティ」の作成を予定しています。

誹謗中傷のない、優しく穏やかな場所、みんなが安心して自分を癒せるSNSを目指しています。

準備が整い次第お知らせしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

意図的に休憩をつくり、目も心も休める習慣を大切にしていきましょう。

  • この記事を書いた人

ふわり

20代女性、ブロガー兼イラストレーター、元看護師。HSPで内向的な性格のため、心と体をいたわる暮らしを大切にしてきました。ヨガ歴は10年以上。このブログでは「自分を大切にすること」を核に、瞑想に関する記事を紹介。ほっこりできるイラストもお届け。忙しい毎日の中で、ここに来るだけでほっとできる時間を見つけてもらえたら嬉しいです。

-HSP・繊細さん