
瞑想がつらくて心が折れそう…

つらいと感じると続けるのが難しいよね。
今回は、瞑想をつらく感じる理由と乗り越え方を紹介するよ。
瞑想を始めると、長時間じっとしているのがつらく感じることがよくあります。
私も最初は何度もやめたくなりましたが、少しずつ工夫して続けられるようになりました。
この記事では、私がぶつかった壁と実際に試して効果があった対処法を体験談としてお話します。
注意
本記事は個人の体験に基づく一般的な情報です。診断や治療の代替にはなりません。つらさが続く場合や自分で対処しきれないと感じたら、医療機関や相談窓口など専門家に相談することを検討してください。
Contents
瞑想がつらいと感じる理由と対処法
なにもしない時間がつらい
長時間じっと座っていると退屈に感じることはよくあります。
瞑想は一見「何もしない時間」に見えますが、実際には思考や感情に気づき、それを手放し、意識を呼吸に戻すという繰り返しの作業が続いています。
詳しいやり方は以下の記事で紹介しているので、実践の参考にしてみてください。
対処法
まずは「つまらない」という感覚自体に気づくことが第1歩です。
瞑想中に「退屈だ」と思ったら、その思いをただ観察してみてください。
思考を抑え込もうとせず、「今、自分は退屈だと感じている」と気づくだけで、反応の連鎖が止まりやすくなります。
長時間座っているのがつらい
座って行う瞑想に慣れていないと、足がしびれて長時間じっとしているのがつらく感じることがよくあります。
無理な姿勢で続けると身体に負担がかかるため、まずは短時間から始めて徐々に時間を延ばす方法がおすすめです。
対処法
まずは5〜10分から始め、椅子やクッションを使って無理なく続けましょう。
痛みやしびれが強い場合は、瞑想を中断し姿勢を変えても大丈夫です。

慢性的な痛みや頻繁な強い不快感がある場合は、専門家に相談することを検討してください。
雑念が多い

瞑想を始めたばかりのころは、頭の中が次々と思考で埋まってしまいがちです。
雑念が増えると「集中できない」「自分は下手だ」と焦ってしまうこともありますが、雑念が浮かぶのは自然なことです。
雑念は消すべき敵ではなく、瞑想の素材です。
観察を続けるうちに、雑念に振り回される時間が短くなり、落ち着きが増していきます。
対処法
雑念を抑え込もうとするほど逆に強くなるので、まずは「起きていることを観察する」姿勢を持つことが大切です。
雑念が浮かんでも、評価せず、ただみつめるだけで大丈夫です。
思ったような効果が出ず、モチベーションが維持できない
瞑想で期待した効果がすぐに現れないと、「続ける意味があるのか」とモチベーションが下がりやすくなります。
瞑想は短期間で劇的な変化が見えるものではないため、効果を実感するには継続が必要です。
対処法
瞑想に過度な期待を抱かないことが大切です。
短期間で劇的な変化を求めるのではなく、瞑想を「気づきの練習」と捉え直しましょう。
雑念が少し減る、呼吸に集中できる時間が増えるといった小さな変化を成果として認めることが、継続のカギになります。
さらに、毎回の瞑想後に短く記録するだけで変化が可視化され、モチベーションの維持につながります。
瞑想日記は続ける力を育て、小さな変化にも気づけるようにしてくれます。
うまくできない自分が嫌
瞑想がうまくできないと自分を責めたくなることはよくあります。ですが、瞑想に完璧さは必要ありません。
最初からうまくできる人はいないし、うまくできていないからといって瞑想の効果が得られないわけでもありません。
大切なのは評価することをやめ、「気づきの練習」を続けることです。
雑念に気づいて呼吸に戻せたその1回が成果になります。
対処法
自分を責める反応が出たら、まずは「自分を責めている」ことに気づくことが第一歩です。
また、自分をほめる習慣をつけると、自分へのダメ出しが止まることがあります。
日記などで、瞑想を頑張っている自分を定期的にほめてあげてくださいね。
毎日時間を確保するのが大変
瞑想を行う時間や場所がバラバラだと、続けにくくなります。
ある程度ルーティン化しておくと、日常に瞑想を取り入れやすくなり、継続しやすくなります。
対処法
瞑想をルーティンに組み込むと習慣化しやすくなります。
厳密な時間を決める必要はありませんが、いつなら続けやすいか・生活に取り入れやすいかをあらかじめ把握しておくことが継続のポイントです。

欲の反動
瞑想は欲に気づき、評価せずに手放すことを繰り返す実践です。
これまで欲が強かった人は、静かな状態から日常に戻る際に欲が強く表出する反動を経験することがあります。
そうした反応は瞑想の過程で起こり得るものであり、無理に抑え込まず観察することが大切です。

私の場合も、瞑想のあとに「食べたい」「旅行に行きたい」といった欲求が次々と浮かんできました。
対処法
欲そのものを否定せず、まず「欲がわいたんだな」と静かに観察します。
評価せずに身体感覚や思考の流れを見届けるだけで、欲は自然に落ち着いていきます。
瞑想後に日記をつける習慣があると、瞑想中に「あとで日記に書こう」と思えるため、欲から一歩距離を置いて観察しやすくなります。
感情に向き合うのがつらい
瞑想中に強い悲しみ、不安、怒りなどが湧き上がり、「向き合うのがつらい」と感じるのはごく自然な反応です。
普段は気づきにくい感情が、静かな状態になることで表面化しやすくなります。
対処法
瞑想中に一時的な不快感や感情の高まりが起きることはよくあることです。
しかし、その頻度や強さが高く、日常生活に影響を及ぼすようであれば、無理に続けずに一旦中断し、専門家への相談を検討してください。
瞑想はセルフケアのひとつに過ぎず、深刻なメンタルの不調には専門的な支援が必要です。
まとめ
瞑想がつらく感じられるのはよくあることです。
重要なのは完璧を求めず、まずは短時間から始めることと自分を責めないことです。
毎回の小さな達成を認める習慣が、やがて瞑想を日常の支えに変えてくれます。
焦らず少しずつ続けてみましょう。