
瞑想とぼーっとすることって、なにが違うの?

よく似ているけど、瞑想とぼーっとすることは目的や方法が違うんだ。
人混みやSNSで疲れたとき、ただぼーっとしてもスッキリしないことはありませんか?
感情をリセットするために、すぐ使える方法のひとつが瞑想です。
この記事では、初心者向けに「瞑想とは何か」を簡単に解説し、すぐ試せる実践法を紹介します。
Contents
瞑想とは?
※本記事では代表的な実践法として「マインドフルネス瞑想」を軸に説明します。
「瞑想」という言葉はよく聞きますが、そもそもなにをすることなのでしょうか。
ジョン・カバット・ジンは、瞑想を以下のように定義しています。
「意図的に、今この瞬間に、価値判断をすることなしに、注意を向けること」
引用:Kabat‒Zinn, J. (1994).Wherever you go,there you are:Mindfulness meditation everyday life. Hyperin: New York.

ただ呼吸するだけが瞑想じゃないんだね。

「呼吸」はわかりやすい方法だけど、それだけが瞑想じゃないんだ。
考えや感情が浮かんでも「考えが浮かんできたな」と気づいて、手放して呼吸へ戻す。
これを繰り返すのが瞑想なんだ。

瞑想のイメージ
- 呼吸に意識を向ける
- 思考や感情が浮かんでも、それに巻き込まれず気づいて手放す
- 「考えがなくなること」が目的ではなく、「気づくこと」が目的
「瞑想」と「ぼーっとすること」
ぼーっとすることとは?
窓の外を眺めたり、ただ座っているときに「ぼーっとしている」と感じることは多いでしょう。
見た目は何も考えていないように見えても、実は脳が過去や未来のことを考え続けています。
特に過去や未来に向かう考えは不安やモヤモヤを生みやすく、感情が波立つこともあります。
そのため、ただぼーっとしても、思ったほどすっきりしないことがあるのです。
「ボーっとしているときは、何も考えずに脳が休まっているように思うかもしれませんが、じつは未来のことや過去のことに思いを巡らせて「白昼夢」に入っている状態で、脳の<後帯状皮質>という部位が活発になっているのです」
引用:「脳を休めればすべてがうまく回りだす きっと、あなたもストレス・不安・疲れから自由になれる!」 - 大嶋信頼 - (株式会社WAVE出版:2025)
瞑想とぼーっとすることの違い
瞑想は、考えが浮かんだときに「今、考えている」と気づき、その思考をそっと手放して呼吸や身体の感覚に戻す練習です。
心を落ち着けることが目的なので、ただぼーっとして時間を過ごすのとは違います。
瞑想とぼーっとすることは、ほかにも以下のような違いがあります。
| 瞑想 | ぼーっとすること | |
|---|---|---|
| 目的 | 心の安定や気づきを育てる | 休息、気分転換 |
| 意図 | 意図的に心に集中する | 意図せず心が流れていく |
| 方法 | 呼吸や身体に注意を戻す練習をする | 特にルールはなく思考を任せる |
| 考えが浮かんだときの対処 | 気づいてやさしく手放す | 過去・未来へ思考が続くことが多い |
| 継続した影響 | 感情のコントロールがしやすくなる | 時間を浪費しやすくミスが増える可能性 |
瞑想の効果
瞑想を続けると、様々な変化を感じることがあります。
どんな変化があるのか、筆者の実体験も含めて紹介します。
「今この時点」に集中でき、悩みが和らぐ

瞑想を続けると、今この瞬間に注意を向けやすくなり、悩みが軽く感じられることがあります。
過去や未来にとらわれていると、悩みは尽きませんが、瞑想では、思考に気づいたらその都度手放すことを目指します。
特定の悩みに執着する回数が減るため、結果として悩み自体が少なくなることが多いです。
感情の波が穏やかになる

瞑想を続けると、自分の感情に気づきやすくなり、落ち着いて対処できることがあります。
落ち込んだり怒ったりすると感情の波に飲まれがちですが、瞑想では、感情を一歩引いた場所で客観的に観察します。
その結果、感情に振り回される時間が減り、冷静に対応できる場面が増えていきます。
気分が切り替えやすくなる

その日あった嫌なことを翌日まで引きずることは、よくあることですよね。
瞑想を習慣にすると、その日の出来事や感情に気づいて、すぐに手放せるようになります。
感情をその日のうちに処理しやすくなるため、翌日には気分を切り替えやすくなることが増えます。
物事への執着や、嫌な考えにとらわれにくくなる

なにかに執着していると、悩みは尽きません。
欲しいものや叶えたいことに心が向くほど、不安や迷いが次々に生まれ、気づけば大切な時間が嫌な気持ちで終わってしまいます。
瞑想で「今この瞬間」に意識を戻す習慣をつけると、特定の感情にとらわれにくくなり、「嫌だ」「悲しい」といった気持ちから早く抜け出せることが増えます。
集中力・注意力が増す

悩みや不安があると考えごとが続き、仕事や読書に集中できないことがあります。
瞑想で「今」に注意を向ける練習を続けると、雑念が湧いてもすぐに気づいて戻せるようになり、目の前の作業に集中しやすくなります。
睡眠の質が改善することがある

寝ようと思っても、考えごとをしていてなかなか寝付けないことはありませんか?
瞑想を習慣にすると、寝る前に浮かぶさまざまな考えを静かに受け流せるようになります。
寝つきがよくなると、夜はより早く眠れるようになり、朝はすっきり目覚められることがあります。
瞑想の簡単なやり方
瞑想には様々な方法がありますが、今回は手軽に始められるやり方をお伝えします。
もっと細かいやり方が知りたいという場合は、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
瞑想の方法
- 楽な姿勢で座る
- 目を閉じるか、半分開けて一点を見つめる
- 呼吸に注意を向ける
- 思考や感情が浮かんだら「気づく」
- やさしく呼吸に戻す
よくある質問
瞑想は難しい?
本ブログで紹介する瞑想は、初心者の方も取り組みやすいよう、簡単なものを紹介しています。
専門知識は不要で、まずは「今自分が何を感じているか気づく」ことから始めます。
雑念がわいたら失敗?
瞑想中に雑念が浮かんでくるのは自然なことです。
雑念を理由に自分を責めずに、「今、考えているな」と気づいてやさしく手放し、呼吸や身体の感覚に戻すことが大切です。
効果はいつ出るの?
期間を決めて瞑想に結果を求めると、焦りの原因になり、瞑想が続きにくくなります。
続けることで徐々に変化が現れます。
焦らず、ゆっくり続けることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
瞑想はただぼーっとすることではなく、今の自分に「気づく」練習です。
最初は短い時間でも構いません。
まずは朝の10分を目安に、呼吸に注意を向けることから始めてみてください。
続けるうちに、感情の扱い方や日常の余裕が変わってくるはずです。

まずは今日から、一緒に瞑想を始めましょう!